15週*新型出生前診断の結果は…
検査を受けてから約2週間後、クリニックから「結果が出たので聞きに来てください」というメールがあった。
この2週間は本当に生きた心地がしなかった。
もし、もし陽性だったら…
リョータには、障害のある子は厳しいとはっきり言われていたし、(自分らが死んだ後も子供は生きなければいけないから)
わたしだって障害のある子を1人で育てる強さなんてとてもじゃないけどない。
となると、中絶…?
実際、陽性と診断されたご夫婦のうち、95パーセントは中絶を選んだという統計があるみたい。
でも…
ぐるぐるかんがえるうちに外苑前のクリニックに到着。受付には私服のおじさんがいた。
クリニックのブログを見て知ったのだけど、なんだか変な客?がしつこく電話をしてきたせいで受付の女性が退職だか休職だかをしているらしい…大変だ…
待ち時間もなく、名前を呼ばれて診察室へ。
先生がにこにこしている。
「こんにちは。」息が止まりそう!
「大丈夫なお子さんですよ」
息を吐く。よかった…!
その後、結果の紙(英語で書いてあるものと、和訳の紙)と、性別の書いた紙をもらってあっという間に終了。
ちなみに男の子だった。
クリニックは今日のお会計はなし。
全部で172000円払って、新型出生前診断はおしまい。
ちなみに、ここはカトレア会という相互補助会があって、この診断で陽性になった人向けの確定診断=羊水検査費用を負担してくれる仕組みがあった。それが2千円。
クリニックを出てリョータに電話で結果を報告したら、男の子というところにやたら反応して喜んでいた。
そっちかい。